ハッピーエンド

朝食をぬいて

朝から、市民検診に行った。

人が多いだろうから、お手間をとらせては

スムーズな着脱を想定した服装を。

書類に不備はないか確認。

検診料金もおつりがないような金種をそろえて

いざ!

ところがところが。

保険証の提示を求める言葉がはじまるや否や

ささっと私が提出したそれは・・・

去年有効期限をむかえたものでした。

(スタッフ)「期限切れてますよ」

(私)「えっ・・・そんなはずは」

まずは、自分を無条件に肯定。

(私)「おおっ・・・」

現物を見直して

(私)「新しいの、わたし、受け取ったのかなあ」

まだ、自分のせいにしていない。

(スタッフ)「11月30日までに受け取っておられるはずです」

記憶がない・・・。

ああ、なんだか、最近、こんな体験をした気がする。

もらったものを手に持っていながら

「あれ?まだ、いただいてませんよね」

的なやつを、去年1回やった。

そのとき現行犯だったので、反省も早く、

インパクトもショックも強烈だった。

だから、今回、ひらひらにお詫びの言葉が脊髄反射で出た。

横で、別のスタッフさんが

役所の国保に問い合わせてくれている。

お世話になりながら

「なさけなや、なさけなや・・・」

 

受け取って、国保のしおりを新旧差し替えて保管して

旧証を、はさみで、「ぎったぎた」に切り刻んだ思い出。

よみがえるよみがえる。

この手に今も残る

ハサミの刃を通して感じる紙の厚み。

よみがえる、よみがえる。

しょぼくれる。

・・・迷惑かけてしもた。

おまけに、47歳でコレかいな。

 

がっくりうなだれながら

各種検査をめぐり。

身長計測の段。

カルテに記載したスタッフさんが

3年前の受診時の数値の隣に、身長を書き入れながら

「ま!伸びてる、伸びてる!」

「のびてますか!?」

その人は私に笑顔で

「ええこっちゃ、ええこっちゃー」と

ちょっとおどけた風に

言ってくれた。

・・・

おそらく看護師さんか保健師さんであろうその人。

あなたのおかげで

私は、いま

再交付申請も終えて

ハッピーエンドで、一日を終えようとしています。

ありがとう。

 

ちなみに、

今日のわたくし、154.5センチ

3年前は、153.2センチでしたの。

主人が帰ってきたら

自慢しようっと。

「有効保険証ぎったぎた事件」は

どうしよっかなー。