年末所感

強いあこがれと、尊敬をもって

この一年間

ほんとうにたくさん

橋の此岸から

彼岸の世界と人々のお仕事っぷりを、

眺めて楽しませていただきました。

美しかったー。素敵でした。

 

石橋を、ぽんぽんたたいて、いろんな方面から眺めて

自分の脚力を心配して

結局、渡らないタイプの人間の

このわたくしも

 

向こうの方々のご厚意や

こちらのおしかけで、

楽器もっていって遊んでもらうこともできました。

そこで

ライブしたら、だの

CD作ったら、だの

ぽん、と言われるけれど、

わたし

「曲にバリエーションがないんです」

「何を弾いても同じに聴こえるって、師匠に言われるんです」

「あと、何々と何々ができるようになるまではなあ、って思うんです」

やっぱり、ピンとこない。

そう言っていると

時にふれて

「やりたいときに、やればいいんです。無理しなくていい」

「”アイリアル(自動伴奏)”と遊んどく、という手もありますね」

きのう

「そう言っていたら、一生できないよ。一生不完全なんだから」。

 

そんなふうに、発破かけてくれる方々に

相手をしてもらっているうちに

何かしないといけないんだろうと、思う。

 

石橋をたたいているうちに、壊してしまって

向こう岸の世界の人とお話しできなくなってしまうのは悲しい

悲しすぎる。

 

来年は、積極的に探っていきたい。

いいえ、今日から。

こつこつと、もくもくと。

でも

去年みたいに、

「何を焦ってるんや!」と怒られて

涙ぐんでいたときの

私の気持ちや不安とはまた

ちょっと、違う、かつ

マイルドに前向きな私がいました。

 

この一年、

たくさんの、いろんな方々に、いろんな方面から

かかわってもらえて

無事、歳をとれたのかな、とれるのかな。

とりたいと思います。