脱力、活力。

「今年はね、白いほうの胡蝶蘭、咲かなかってん」

「白いほうはね、二年に一回咲いてる」

毎日、いとおしく眺め、

水コケを触って水をやるタイミングを計っている立場の

私は「毎年咲く」ということを前提に考えていて

まったく触らせていない主人は「二年に一回くらい咲いてる」

と、ゆるく観察している。

 

先週、年に一回のスクール演奏会が終わって

今年は、自己訓練、自己啓発っていう面ではドラマがなかったなー

その日をピークにして頑張らなかったからかしらー

それなら

こんど、知っている人がセッションホストをするのにむけて

ちょっと、何を一緒にしていただくか絞って

練習しとくかなー

と思っていながら

全然、合目的的な練習をしていない。

 

「みんな、上手になりはったなー」

「あの人の演奏はおもしろかったなー」

「あの人たちと、こんなことしたいなあー」

いろいろ、夢がふくらみ、語るものの

いま、一切、何も具体的に考えられていない。

 

年明けから忙しかったから

会えてない人に会って、

あそぼうね、と言っていた人に会って

行きたい場所に行って

やりたいなと思っていた用事をして

・・・

できてないね。

 

我が家の白い胡蝶蘭

私にも、私自身が気付かない

何かのサイクルがあるのかな?

スケジュール以外に、周期をもっているのかな

シーズンがあるのかな?

 

ちょっと、それに身をゆだねてみようかな。

責任をもらっている以外の時間は

ぷかぷか・・・

ぽかーん。

花芽があってもなくても

毎日をちゃんと生きていよう

活力がみなぎる、そのときまで。

 

毎年咲く赤い胡蝶蘭

時々咲く白い胡蝶蘭

どちらも、ますます身近になった。