大人の趣味

大人が、趣味でウクレレを弾いている姿をみて

いつも、思うことが。

ウクレレでなくてもいいから

ああ、こんな表情で

楽器を持って、奏でて、人に聞かせてるっていいな。

 

子供って

自分でやりたいといって始めさせてもらった

最初のころは別として

音楽をやっている姿はキラキラしているけど

その子らしさがみえない。

制服着てるみたいに見える。

「間違わないようにできたことが成功、自分的にうまく弾けたら最高」

たしかに

発表会では「ハレ」の服を着て、素の自分ではないんだけど。

そして聴く(見る)私も

「ああ、これから、もっと、うまくなるんだろうな」

「緊張とかを覚え始めるんだろうな」

「音楽の基礎が身について、何の楽器をするのも楽になるやろな

親御さんに感謝するやろなー」

だけど

大人は・・・

「今」のその人、にしみじみする。

上手、ヘタは二の次になる、というか

私には、あんまり関係なくなる。

なんといいますか

弾いているすがたに、

いろんなものを感じて、勝手に感動できてしまう。

これまでに、身につけてきた

音楽以外のなにもかもを漂わせながら・・・

もちろん、本人は無意識。

 

いい図です。ほんとうに。

楽器は、その人を演出する道具でもあるなあと

本当に思います。

 

そして、

「音」「音楽」で人を喜ばせることができるかどうか

を趣味にするのは、

また、違う趣味でもあるといえると思います。

それはもはや、

人に教えてもらうだけで

身につくのかどうか

とにかく、

やってみないとわからないシロモノだし

一生、できてるのかどうか、わからない

一回できたとしても、もう一回できるとは限らない

と思います。

もちろん、

「音、や楽器の音色、がもともと持っている力」

「楽曲がもとから持っている美しさや魅力」

のチカラは大いにあります。

 

そういう意味で

純粋に「演奏で人を喜ばせる」

それを、狙って、身にまとって、

責任もって、職業として

説得力のある演奏をしている

プロ・ミュージシャン

という職業をしている人は

本当に、すごいなあ・・・

尊敬。