見えているということ

楽器をせたろうて、公共交通機関を利用する者としては

背後に気を抜けない。

だれかに当たっていないか、

だれかの邪魔になっていないか。

邪魔そうだったら、前に抱えてと・・・。

 

乗り降りの激しい駅で

白杖をついている女性が

登りのエスカレーターと下りのエスカレーターの間の

わずか、50センチのあたりに、すっと立って止まっていた。

困っている風ではないが

私は、そんなところに立ち止まっている人を見たことがない。

 

自分がいる位置をちゃんとわかっておられるのだろうか

自分が居たいと思っている場所にいられているのだろうか

間違っていないのだろうか?

不安にかられて、声をかけた。

「あの、あなたはいま、登りのエスカレータと下りのエスカレーターの

わずかな隙間に立っておられますが、それはご自身でわかっておられるのですか?」

するとその人は

なんの驚く様子も、気を悪くした様子もなく

「はい。人の乗り降りが減った安全な時に移動しようと思っています。

私は〇〇行きの電車に乗ろうとおもっていますが

いまからやってくる電車は、それではないはずです。

ありがとうございます。

またいつか、

あなたが

このひと危ないかもしれない、と思ったら

声をかけてくださいね」

 

この人には、自分の状況、周りの状況

声をかけた相手の状況・心境

そして、ほかの視覚に障害がある人の安全

すべてが、見えていた、

すべてが。

私には何も見えていなかった。

でも、

あの人がどんなに聡明で優しくて強いかを

垣間見ることができた気がする。

あとから。

生き物だもの

日照時間が増えてきました。

 

何か、自分のなかで

自分の外に起こる出来事にたいして

反応しようという

傾向が出てきたような気がします。

 

とはいえ

そんな最近であっても・・・

昼間太陽の下で「そうだ、夜でかけよう!」

と思っていたことを

夕方陽が陰りだすと「あ、やっぱりやめよ!」

と、もっともな理由を思い出して、

撤回するんですけどね。

 

♪ ふふふふん、に行こうかな、やっぱり、やめよっかな ♪

 

それでも

昼間の「強気・まえむ気」が出てきたのを

面白いなあと思うのでした。

 

これで

器楽演奏や編曲のほうでも、なにか、前向きなフレーズや

着想が出てきてくれると

うれしいんですけどね♬

 

ひたすら、

春待ち、です。

 

ハッピーエンド

朝食をぬいて

朝から、市民検診に行った。

人が多いだろうから、お手間をとらせては

スムーズな着脱を想定した服装を。

書類に不備はないか確認。

検診料金もおつりがないような金種をそろえて

いざ!

ところがところが。

保険証の提示を求める言葉がはじまるや否や

ささっと私が提出したそれは・・・

去年有効期限をむかえたものでした。

(スタッフ)「期限切れてますよ」

(私)「えっ・・・そんなはずは」

まずは、自分を無条件に肯定。

(私)「おおっ・・・」

現物を見直して

(私)「新しいの、わたし、受け取ったのかなあ」

まだ、自分のせいにしていない。

(スタッフ)「11月30日までに受け取っておられるはずです」

記憶がない・・・。

ああ、なんだか、最近、こんな体験をした気がする。

もらったものを手に持っていながら

「あれ?まだ、いただいてませんよね」

的なやつを、去年1回やった。

そのとき現行犯だったので、反省も早く、

インパクトもショックも強烈だった。

だから、今回、ひらひらにお詫びの言葉が脊髄反射で出た。

横で、別のスタッフさんが

役所の国保に問い合わせてくれている。

お世話になりながら

「なさけなや、なさけなや・・・」

 

受け取って、国保のしおりを新旧差し替えて保管して

旧証を、はさみで、「ぎったぎた」に切り刻んだ思い出。

よみがえるよみがえる。

この手に今も残る

ハサミの刃を通して感じる紙の厚み。

よみがえる、よみがえる。

しょぼくれる。

・・・迷惑かけてしもた。

おまけに、47歳でコレかいな。

 

がっくりうなだれながら

各種検査をめぐり。

身長計測の段。

カルテに記載したスタッフさんが

3年前の受診時の数値の隣に、身長を書き入れながら

「ま!伸びてる、伸びてる!」

「のびてますか!?」

その人は私に笑顔で

「ええこっちゃ、ええこっちゃー」と

ちょっとおどけた風に

言ってくれた。

・・・

おそらく看護師さんか保健師さんであろうその人。

あなたのおかげで

私は、いま

再交付申請も終えて

ハッピーエンドで、一日を終えようとしています。

ありがとう。

 

ちなみに、

今日のわたくし、154.5センチ

3年前は、153.2センチでしたの。

主人が帰ってきたら

自慢しようっと。

「有効保険証ぎったぎた事件」は

どうしよっかなー。

Easy Living(気ままに暮らす)

遠視・近視・疲れ目・ドライアイ

どれもいっぺんにやってきて

ガラパゴス携帯メールをするのがつらい時間が増えてきました。

・・だからといって、スマホにはスマい。

 

最近、技術も着想も、伸び悩み。

ぞくにいう練習欲とか、向上心とか、どこ行ったんだ?

という状況が1か月以上続き・・・

ようやく

その状況に慣れてきました。

状況が許す限り

自分をほっておいてやろうー。

そう、思えるようになりました。

 

ライブに行くと「お勉強や!」と

全身を耳にし、目を凝らし

言葉、視線、空気、フレーズなどの音やリズムで合図しあう

プレイヤー間のやりとりに、神経をそそぎ

知っている曲があれば

自分の知っているコード進行と比べ

どういうコードで流しはったのか・・・

と考え

プレイヤーさんの特徴を感じ取るのを

本を読むように楽しみ・・・

 

それはそれで

楽しかった。

史跡に行く前に、郷土史や歴史書、人物伝をがっつり読むような。

 

でも

現在の私は、そうではなくなっている。

 

これを

純粋に

たのしむ。

そうすることにした。

 

私の大好きな曲。

私の十八番。

「Easy Living」

気ままに、音楽を楽しもう、ウクレレ弾こう。

 

くるのかこないのか

強い使命感とか目的とか楽しみにしていることがあったら

緊張感から、それが終わるまで風邪ひかない?

そんなことはない。

ゆっくりしていたら

健康は護られる?

それも、ない。

 

寒いのがきらい、それだけだということは

わかっているものの。

 

先日

ここ数年自分の活力の元になっている

ジャズライブハウス詣に行った。

昨日

師匠さんから、発表会の日程のお知らせがあった。

今日

企画のお話をいただいている人から

今年もよろしくね、と、ご挨拶いただいた。

 

つまり外部刺激は受けた。

 

今年を迎えるまでは

容易にそれで私は「動いた」

 

でも、まだ

動かない。

私は何かを待っている。

自分の中に、なにかが起こるのを

待っている。

 

起こらんかったら

どうするんだろ、私は。

焦るのかな、罪悪感を持つのかな?

それとも、

このまま、毛色が変わっていくのかな?

様子が例年とは違う自分に

多少戸惑いながらも

自己愛的に自分に関心をもちながら

おだやかに

ルーティーンに手を染めながら

どんぶらこと

日々が過ぎていく、流れていく。

ふゆごもり

来週、ワンランク上の寒波が来るらしい。

最高の関心ごとは

「The 気温」。

虫みたい。

もう、松の内も、すぎたというのに

なんだかしんみりして

何も湧いてこない・・・けど

これが普通なんだろうなー。

気温も低いし

視力も落ちたし(?)

今年の冬は

冒険、探検、奮起、発揚、挑戦

というキーワードは

お蔵入りだな。

ウクレレ曜日!」の企画を、カフェにお願いしにいったのは

ちょうど、去年の今頃だったかなー。

去年はいろいろあったなぁ・・・。

からっぽ

気分は

おだやかで

それはよしとして

しかし

なんだか

自分のなかみが、空っぽな気がする。

ウクレレ練習してても

指先から音が出てくる感覚。

そこに私が介在していないような感じ。

脳がメロディーや和声を追いかけて

指がおいついたとたん

頭のなかからいなくなる。

・・・

まだ頭のなか、

正月休みなのかな?

???

 

2日。

年始のお遊び会に、姪っ子がウクレレ持ってきた。

G7が押さえられないというから

コツを教えたら、押さえやすくなったとよろこんだ。

コードチェンジが早くなった。

さらに

ドレミがわかる曲を自分で弾いていた

1オクターブ上のドレミも教えて、音域を広げた。

そしたら、そこでも

すごい集中力で短時間で、弾けるようになった。

やっぱり、子供の吸収力ってすごいなあ

こうやって、自分の好きなことに夢中になって

未来の夢に向かって自分を創って

人生を満たしていくんだろうな・・・。

さて、

私は今年は、私は何に夢中になって

何で自分を満たすのかな?